有志で抄読会を行いました。
【日時】
2014/5/29(木) 19:00~
【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
【担当】
けやき薬局 岡本
http://www.aiki-ph.co.jp/shop/keyaki/
【お題】
【日時】
2014/5/29(木) 19:00~
【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
【担当】
けやき薬局 岡本
http://www.aiki-ph.co.jp/shop/keyaki/
【お題】
最近2剤目にアイファガン点眼液(Brimonidine) が良く処方されている。
良く処方されるチモプトール点眼液(Timolol)と比べて、 効果はどうなのだろうか?
P:30歳以上の治療をしていない正常眼圧(<21mmHg) の開放隅角緑内障の人に
I:Brimonidine点眼液を使用することは
C:Timolol点眼液と比べて
O:視野障害の進行を遅らせることができるのか?
<割付>
Brimonidine:4、Timolol: 3でランダムに7人1組のブロック割付
<割付の隠蔽化>
たぶんされている( maskedとは書いてあるが具体的な方法の記載なし)
<Baseline>
だいたい同じ
<隠蔽化>
患者:されている
医療者:されている
outcome判定者:されている
解析者:?(読んでも理解不足で分からなかった)
<ITT>
ITTで解析されている
<追跡率>
Brimonidine 99例 54例脱落 追跡率:45.5%
Timolol 79例 23例脱落 追跡率:70.9%
全体 56.7%
<サンプルサイズ>
計算されている。必要数64例
<Outcome>
<Primary>
視野進行(点別線形回帰分析で3点以上になり、-1dB/ 年以上の悪化がある人)
Brimonidine:9 Timolol :31 ( log-rank 12.4, P=.001)
<Secondary>
GCPM と 3-omitting method による評価
【読んでの感想】
・脱落率が高いので、ちょっと疑わしい面があるかも
・複数の検査で評価しているので結果の信頼性は高そう
・Brimonidineは、 アレルギーや副作用による脱落が多い
→添付文書にも割と頻度高く出ているので間違いなさそう
・眼圧降下作用はそんなに変わらない?
・視野進行予防といっても年単位で経過を見ないと差が分からない
→アドヒアランスとコンプライアンスを維持することが大切か?
・ β阻害薬が向かない患者さんに対しての選択肢としては良いかもし れない
・正常眼圧緑内障が対象だが、 普通の緑内障患者にも適応できるか?
・ 角膜の厚さに数値が影響を受けるゴールドマン型で測定しているの で、
デジタルのDCTなんかで測ると変わらないのではないか?
・アレルギー性結膜炎などの既往があったりすると避けたほうがよいのか?
【ロールプレイング】
特に既往のない緑内障の患者さんで、 キサラタンを使用していたが、
眼圧コントロール不良(または視野悪化)のためアイファガンが追加になった場合の服 薬指導
【気をつけた方が良いと思われた箇所】
・眼圧が落ち着いていても視野進行を押さえるために、 しっかり継続する必要があることを伝える。
・視野は落ちると改善しないことや長期間の治療になること、
点眼液の使用で視野進行の予防ができることを
理解度の高い人には直接的に伝えても良いかも。
・ アイファガンはアレルギー等の副作用による使用中止が多いので、
その症状やどう対応するかを伝える
・全身性副作用(めまい、頭痛、除脈など)の予防のため、
β阻害薬と同じように点眼後に目を閉じて、目頭を押さえたほうが良いかもしれない。
・1日2回なので、使用タイミングについても指導した方が良いかもしれない。
・1日2回なので、使用タイミングについても指導した方が良いかもしれない。
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