【日時】
2016/10/6(木) 19:00~
【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー
【担当】
みずき薬局 馬場
2016/10/6(木) 19:00~
【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー
【担当】
みずき薬局 馬場
【お題】
CKDに対してPPIは用量調節は不要とされているが、連用により腎機能に影響は与えないのか?
***************************** *
P eGFR≧60 mL/min/1.73m2の人(10482人)
E PPI、H2阻害薬の使用
C 非使用
O 退院時にCKDの診断、もしくは死亡/eGFR<60 mL/min/1.73m2の患者数
<追跡期間>
ARIC試験 1996/2/1 ~ 2011/12/31(中央値13.9年)
Geisinger Health System 1997/2/13 ~ 2014/10/9(中央値6.2年)
ARIC試験 1996/2/1 ~ 2011/12/31(中央値13.9年)
Geisinger Health System 1997/2/13 ~ 2014/10/9(中央値6.2年)
<脱落>
ARIC試験 11656人→10482人 1174人(約10%)
Geisinger Health System データベース解析なのでなし
Geisinger Health System データベース解析なのでなし
<交絡因子の調整>
Cox比例ハザード回帰
<その他>
ARIC試験では、maskingはされていない。
データベースのコードによるOutcomeの評価
<Outcome>
PPI 使用 vs 非使用者
ARIC試験
PPI 56/322 14.2件/1000人年
非使用者 1382/10160 10.7件/1000人年
調整ハザード比 1.50 (1.14-1.96)
Geisinger Health System
PPI 1921/16900 20.1件/1000人年
非使用者 28226/231851 18.3件/1000人年
調整ハザード比 1.17 (1.12-1.23)
H2阻害薬使用 vs 非使用者 (調整ハザード比)
ARIC試験 1.15 (0.98-1.36)
Geisinger Health System 0.93 (0.88-0.99)
****************************** *
【読んでからのディスカッション】
・eGFR<60 mL/min/1.73m2でCKDと定義されるので、アウトカムの設定はおおむね問題ないと思う。
・プロテカジンを除くH2阻害薬と違い、容量調節が不要なので腎臓内科の処方でもよくPPIは見る
・調整ハザード比で1.1~1.9、もしくは、1.2±なので、CKDのリスクは上がるが、そこまで高いわけでもないかも。
・NNHは、286人年、556人年。
・GERDは再発も多いので、飲むのをやめて症状が出るようなら、無理にやめる必要はないかもしれない。
【ロールプレイング】
GERDでPPI服用している患者さんから、最近腎機能が落ち着いてると言われたと話があった場合の服薬指導。
【読んでからのディスカッション】
・eGFR<60 mL/min/1.73m2でCKDと定義されるので、アウトカムの設定はおおむね問題ないと思う。
・プロテカジンを除くH2阻害薬と違い、容量調節が不要なので腎臓内科の処方でもよくPPIは見る
・調整ハザード比で1.1~1.9、もしくは、1.2±なので、CKDのリスクは上がるが、そこまで高いわけでもないかも。
・NNHは、286人年、556人年。
・GERDは再発も多いので、飲むのをやめて症状が出るようなら、無理にやめる必要はないかもしれない。
【ロールプレイング】
GERDでPPI服用している患者さんから、最近腎機能が落ち着いてると言われたと話があった場合の服薬指導。
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