福島県の地方都市会津若松でも継続的な勉強がしたいと願う若手(?)薬剤師数名で行う自主的な勉強会の連絡や行った内容をお伝えします。

当面は月に1度のEBM形式の抄読会(ジャーナルクラブ)の開催を目指します。

当人達も手探りですので、興味ある方は一緒に勉強しませんか?
こうした方がよい等のご意見も頂ければ幸いです。

2015年7月27日月曜日

第14回抄読会まとめ(LT阻害薬とステロイドの吸入の予防効果はどのくらい違うのか?)


【日時】
2015/7/17(金) 19:00~


【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
みずき薬局 馬場
http://www.aiki-ph.co.jp/shop/mizuki/
【お題】
ステロイドの吸入をしている子と抗ロイコトリエン薬内服を継続服用している子がいるが、小児ぜんそくの発作予防としてはどちらが効果的なのか?
【読んだ論文】

 
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P 小児(2歳~17歳)と成人(18歳~)の持続性ぜんそく患者
I  ロイコトリエン拮抗薬の経口投与
C ステロイドの吸入薬
O 全身性のステロイド投与が必要な憎悪が1回以上あった人数
 
<検索>
CENTRAL, MEDLINE, EMBASE, CINAHL, AMED, PsycINFO
抄録の手検索もあり。1名が実施
<対象>
RCT
<評価>
chocraneのrisk of bias ツールを使用
2名が独立して評価し、不一致は合意を形成した。
<出版バイアス>
ファンネルプロットで検討
<outcome>
全体(21試験6077名)
RR 1.51 (1.17 to 1.96, I2=42%)  NNT 28人 (15 - 82)
小児(6試験1662名)
 RR 1.35 (0.99 to 1.86 I2=43%)
 
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【読んだあとのディスカッション】
・異質性は中程度
・発作の回数も吸入ステロイドの方が良い傾向
・2次アウトカムのぜんそく症状の改善は、だいたい吸入ステロイドの方が良い
・単独使用だと1日あたりの値段は余り変わらない。
 
【ロールプレイング】
・ロイコトリエン拮抗薬を飲んでいる小児の親で心配していないパターン
・心配しているパターン

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