福島県の地方都市会津若松でも継続的な勉強がしたいと願う若手(?)薬剤師数名で行う自主的な勉強会の連絡や行った内容をお伝えします。

当面は月に1度のEBM形式の抄読会(ジャーナルクラブ)の開催を目指します。

当人達も手探りですので、興味ある方は一緒に勉強しませんか?
こうした方がよい等のご意見も頂ければ幸いです。

2020年2月15日土曜日

第52回抄読会まとめ(座りっぱなしは良くない?動いたほうがよい?)

【日時】
 2020/2/12(水) 19:00~

【場所】
 コロニーハウス

【担当】
 けやき薬局 馬場

【お題】
座りっぱなしが良くない、動いたほうがよいとフレイルなどでも言うがどの程度差があるのか?

【読んだ論文】
Ekelund U, Tarp J, et al
BMJ. 2019 Aug 21;366:l4570.
Dose-response associations between accelerometry measured physical activity and sedentary time and all cause mortality: systematic review and harmonised meta-analysis

=========================================
P  40歳以上
E/C Physical activity, Sedentary
O  Mortality

<検索>
検 索:PubMed、PsycINFO、Embase、Web of Science、Sport Discus
期 間:〜2018.July
言 語:英語 スカンジナビア語
その他:参照文献まで調べた。
    著者に連絡をとり出版されていない試験を調べた
518件→abstract review 313件→full text review 39件→8件

<データ抽出>
1名で行い、もう1名がチェックを行った。
著者に連絡を取りデータを提供してもらい、
今回の定義に当てはまるように再構成を実施
 ・非着用:0cpmgが90分持続
 ・inclution:1日10時間着用で4日以上
 ・運動強度:加速度センサーのcounts per minuteで分類
       sedentary ≦100cpm
       LPA 101-1951cpm
        Low LPA  101-759cpm
        High LPA 760-1951cpm
       MVPA ≧1952cpm
       VPA  ≧5725cpm

<Risk of bias>
 Newcastle Ottawa quality assessment scale(NOS)
2人で独立して行った。不一致は合意形成
9点:7/8、8点:1/8

<交絡因子の調整>
モデルA 着用時間、年齢、性別
モデルB モデルA、社会的地位、BMI、座位・MVPAの相互調整
モデルC モデルB+各研究の最終モデルの共変量の調整

<その他>
出版バイアス 不明

<結果>
LPA    300min/day以上はほぼプラトー
 Low LPA   用量依存的に右肩下がり
 High LPA  70min/day以上はほぼプラトー
MVPA  20min/dayくらいを底にJカーブ、50-60分でHR0.5程度
座位    7.5時間/日を基準、用量依存的に右肩上がり

=========================================

【ディスカッション】
・MVPAという概念は良く知らなかったけど、一般的な概念らしい。
 MVPA:3MTEs以上の運動強度でアメリカのガイドラインなどにも書いてある
 second edition of the Physical Activity Guidelines
・日本では、生活習慣病の予防には3メッツ以上で23メッツ・時/週の活動量が必要とされる
 (厚生労働省 健康づくりのための身体活動基準2013
・どの程度の運動をどのくらいすればよいのか?というのはよく質問されるので
 目安があるのは分かりやすくて良い
・用量依存的でMVPAは10分程度でもHR0.7~0.6なので、ちょっと歩く位も有効なのかも
・高齢者が施設内で歩ったくらいでも(転倒がなければ)やったほうがよさそう?
・平均すると7時間ちょっとは普通の人でも座っているというのが意外。
 9時間あたりから傾きが大きくなるみたい。
・介入試験ではないので、運動している人の方が死亡率が低いのは確かだが、
 運動したほうが死亡率が下がるかは分からない。
・用量依存的なので動いた方が健康には良いと言っても大丈夫そう?

【ロールプレイング】
動きたくない高齢者への対応

2019年9月5日木曜日

第49回抄読会まとめ(カナグリフロジンの腎保護作用?)

【日時】
 2019/9/4(水) 19:00~

【場所】
 モスバーガー

【担当】
 みずき薬局 中島

【お題】
 最近SGLT-2阻害薬が腎保護作用があると言われているけどどうなの?

【読んだ論文】
 N Engl J Med. 2019 Jun 13;380(24):2295-2306. 
 Canagliflozin and Renal Outcomes in Type 2 Diabetes and Nephropathy.

===========================================
P 30<GFR<90で尿蛋白3+でARBかACE阻害薬服用中の2型糖尿病患者
I  カナグリフロジン100mg
C プラセボ
O 重度(GFR<15mL:透析間近)CKD、Scrの倍化、腎・心関連死の複合アウトカム

<割付>
ランダム化、
置換ブロックPermuted blocks 割付
GFR 30<45,45<60,60<90 で層別化
隠蔽化:中央でコンピューター生成のランダム化スケジュールを用いて割付

<Baseline>
だいたい同等

<解析>
2重盲検 double blind
ITT COX比例ハザードモデル
脱落 1201人(27.3%)
追跡 4361人(99.1%)
アドヒアランス 84%
フォローアップ 2.62年(0.02〜4.53)
有効性評価項目達成のため早期中止

<サンプルサイズ>
4200人(844イベント)
α 0.045 power 90%
カナグリフロジンの方が20%イベント↓で計画

<Outcome>
カナグリフロジン
 245/2202(43.2 events/1000人年)
プラセボ
 304/2199(61.2 events/1000人年)
HR 0.70(0.59-0.82)
NNT 56人/年
===========================================

【読んでからのディスカッション】
・対象患者が尿蛋白>300㎎で3+相当なので、余り日常でお目に掛からないような層で、
 日常目にするような軽度のCKDや糖尿病患者には情報の適応が難しくないか?
・CANVASなども重病な方が対象だったので、
 軽症な患者さんを対象にすると差がでにくいと考えているのかもしれない。
・約60%の被験者がGFR<60なので割と腎機能障害進み気味。
・ベースラインで、グリコヘモグロビン8.3%、BMI30、心血管疾患50%
・ARBやACE-Iをすでに飲んでいる人への上乗せ効果なのは注意が必要
・SGLT-2阻害薬追加の方が収縮期血圧が2-3mmHg低くなっている
・複合アウトカムのうち心血管死も大きな割合を占めるので、
 腎保護作用と言い切ってよいのかは分からない。
・末期CKDや透析患者に心血管イベントが多いのは事実なので、良いのではないか?
・もっとマイルドな患者層に、GFRの低下とかをアウトカムにしてくれれば、
 もっと日常で使いやすいエビデンスになるのに。

2019年4月6日土曜日

第48回抄読会まとめ(アルツハイマー病に対するリバスチグミン)


【日時】
 2019/4/5(木) 19:00~

【場所】
 コロニーハウス

【担当】
 ひのき薬局 岡本

【お題】
 リバスチグミンの貼付剤は認知症に対してどのくらい効果があるの?

【読んだ論文】
 Cochrane Database Syst Rev. 2015 Sep 22;9:CD001191.

===========================================
P 軽度~中等度の認知症患者
I  リバスチグミンのCAPもしくはテープ剤
C プラセボ
O 認知症スコア

<レビュー>
コクランのSR、GRADEを利用

<検索>
検 索:ALOIS ( MEDLINE, EMBASE, CINAHL, PsycINFO, LILACS を月1回検索しているコクランの認知症関連データベース)
    ISRCTN, UMIN, WHOの治験登録プラットフォーム, CENTRAL,  FDA, EMEA, NICE  
    Copernic, Google,
対 象:12週以上のプラセボ対照の2重盲検RCT
言 語:記載なし(データベースから英語以外も検索してそう?)
期 間:~2015/03
その他:grey literature sources→ISI Web of Knowledge Conference Proceedings, Index to Theses, Australasian Digital Theses
    参照文献 →検索した
    著者と連絡→記載なし
    未公開試験→製薬会社と連絡を取った

<網羅的か?>
Primary outcome対象は、6試験
全体で 13試験が組み入れ
出版バイアスについては記載なし

<試験の選択>
1名(JSB)が実施?

<データ抽出>
1名(JSB)が実施  

<質の評価>
実施者は記載なし
Chocraneのrisk of biasツールを使用

<outcome>
ADAS‐Cogスコア(MAX70点、点数高いほど認知症が重度)
 MD ‐1.79(95%CI ‐2.21 to ‐1.37, n = 3232, 6 試験)
MMSEスコア(MAX30点、点数が低いほど重度)
 MD   0.74(95%CI 0.52 to 0.97, n = 3205, 6 試験)
===========================================

【読んでからのディスカッション】
・認知症の試験は、スコアの改善度合いがアウトカムとして評価されることが多いが、
 1-2点の差がどの程度臨床上の違いとして現れるかは毎回疑問
・ADLやQOLで評価されている試験は少なく、差は小さいようだ
・ドネペジルなどでもそうだが、薬を使っても、使わなくても認知症は進み、
 薬を使ったほうが症状の悪化が緩徐という点を家族に理解してもらうことが難しい
 と普段感じている
・リバスチグミンは18㎎だと1枚400円以上でなかなかのお値段
 軽~中等度が適応なので、認知症がかなり進んだ状態では使うメリットは少ないかも
・他の治療法があまりない以上、治療をやめるという選択肢を提示するのは、
 Drとよく話せるような関係ではない限り難しいか??
・海外でCAPがあるのは知らなかった
 貼付剤は認知症が進んでくると貼ったり、交換するのが難しくなる印象

【ロールプレイング】
・半年くらいリバスチグミンの貼付剤を使用して、
 ご家族の認知症について悩んでいるご家族への服薬指導

2018年9月10日月曜日

第44回抄読会まとめ(5:2ダイエットは有効?)


【日時】
 2018/9/5 (水)

【場所】
 コロニーハウス

【担当】
 けやき薬局 馬場

【お題】
週の2日カロリー制限をするという5:2ダイエットは、糖尿病の食事療法として有効なの?? 

【読んだ論文】
  JAMA Network Open. 2018;1(3):e180756.

【まとめ】
P 18歳以上でBMI≧27で、血圧が160/100mmHg未満の2型糖尿病患者
I  週のうち2日をカロリー制限(その日のみ普段の25%):IER
C 継続的にカロリー制限(75%で継続):CER
O 1年後のHb1Acの変化量

※非劣勢試験のRCT
※どちらの介入も栄養士による指導が行われている。
 頻度は、最初の3か月は2か月に1回、残りの期間は2-3か月に1回

<割付>
オンラインの乱数表により1:1に割付
性別とBMIで層別化
<ベースライン>
SU剤の使用率と1日の平均歩数が介入群で多い
他はだいたい同じ
<ブラインド>
なし(オープンラベル)
<解析など>
解析 ITT
脱落 IER:19/70=27.1%
   CER:21/67=31.3%
サンプルサイズ
   α=0.05 power=80%で、104人
非劣勢マージン
   Hb1AC ±0.5%
   体重 ±2.5㎏
<結果>
Hb1AC
 IER -0.3%(95%CI -0.6 to -0.08)
 CER -0.5%(95%CI -0.8 to -0.2)
 平均差 0.2%(95%CI -0.2 to 0.5, P=0.65)

【感想・ディスカッション】
・ベースラインのBMIが30以上でありなかなかの体格なので、
 日本人にそのまま当てはめてよいかは分からない。
・栄養士ががっつり介入すれば1年後の70%残っているというのは、
 なかなかすごいと思う
・食事方法よりもトータルの摂取量を減らせば体重の減り方は変わらない?
・毎日がまんできないという人には、
 たまに頑張りましょうという選択肢が提示できるので、良いかもしれない

2018年8月17日金曜日

第44回抄読会予定

【日時】
 2018/9/5 (水)

【場所】
 コロニーハウス

【担当】
 けやき薬局 馬場(き)

【お題】
週の2日カロリー制限をするという5:2ダイエットは、糖尿病の食事療法として有効なの?? 

【読む論文】
  JAMA Network Open. 2018;1(3):e180756.

2018年4月23日月曜日

第42回抄読会予定


【日時】
2018/5/15(火) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
ひのき薬局 岡本

【お題】
検討中

2018年2月26日月曜日

第41回抄読会予定


【日時】
2018/3/17(火) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
けやき薬局 馬場

【お題】
低炭水化物ダイエットは、低脂質ダイエットより体重が減りやすいのか?

【読む論文】

2018年1月26日金曜日

第40回抄読会まとめ(ARBとACIの併用のメリット・デメリットは?)


【日時】
2018/1/22(月) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】

いぶき薬局 中島

【お題】
高血圧ガイドラインでも推奨されていないARBとACEIの併用の害はどのくらい?

【読んだ論文】
=============================
P 55歳以上冠動脈疾患、末梢血管疾患、脳血管疾患の既往、
  終末期障害を伴う糖尿病の疾患を持つ人
I  テルミサルタン(TRM)
   テルミサルタン+ラミプリル(T+M)
C ラミプリル(RAM)
O 心血管死、心筋梗塞、脳卒中
  心不全による入院の複合アウトカム

単独群の非劣性試験
単独と併用の優越性試験

〈割付〉
ラミプリル2.5mg→テルミサルタン40mg
→ラミプリル2.5mg+テルミサルタン40mg
→ラミプリル5mg+テルミサルタン80mg
で、盲検下で忍容性を確認してから割付
(3399/29019が脱落)

自動電話サービスを用いて、
層別化して置換ブロック方式で割付
TRM:T+R:RAM=1:1:1

〈ベースライン〉
大体同等

〈ブラインド〉
double blindと記載あり

〈追跡・症例数など〉
解析 ITT
脱落 TER 1796人 (21.0%)
   T+R 1929人 (22.7%)
   RAM 2029人 (23.7%)
サンプルサイズ
 HOPE trialで、アウトカム発生が0.0397/年
 α=0.125(3群比較なので)
 7800人を4.5年追跡で、
 優越性 power=93% HR=0.89を想定
 非劣性 power=89% HR=1.00を想定
マージン 片側<1.13

〈アウトカム〉
Primary outcome
 TER vs RAM RR = 1.01 (0.94 to 1.09)
 T+R vs RAM RR = 0.99 (0.92 to 1.07)
=============================

【読んでからのディスカッション】
・アウトカムは変わらない割に、
 腎障害や透析は増えるからメリットは薄いかも
・T綜合病院は、尿蛋白+の人に併用で出てる(論文のサブ解析の結果に合致)
・忍容性があれば、むしろACEIで良いんじゃないかしら?安いし。
・忍容性を確認してるのに20%強の脱落は多くないか?

【ロールプレイング】
ARBを飲んでいた患者さんにACEIが追加になってきた場合の疑義照会を含めた応対

2017年12月14日木曜日

第39回抄読会まとめ(ARB&ACEIの心保護作用ってあるの?)


【日時】
2017/11/17(金) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
いぶき薬局 中島

【お題】
ARBの臓器保護作用というが、心血管イベントを減らすのか?

【読んだ論文】
BMJ. 2017 Jan 19;356:j4.

========================
P 心不全のない冠動脈疾患
I ACEi & ARB
C プラセボ  or 他の薬剤(Ca阻害薬、利尿薬)
O 死亡、心血管死、心筋梗塞、脳卒中、狭心症、心不全の併記


<検索>
検 索:Pubmed, CENTRAL, EMBASE,
対 象:100人以上のRCT
言 語:言語などは記載なし(英語のみ?)
期 間:〜2016/3/1
その他:ほかは記載なし
<試験の選択>
記載なし

<データ抽出・質の評価>
3人が独立して評価。不一致は合意を形成した。
Chocraneの基準で実施
<outcome>
全死亡(primary outcome 6この内の1つ)
 vs プラセボ RR=0.84(95%CI 0.72-0.98)
 vs プラセボ RR=1.05(95%CI 0.94-1.17)
 vs all RR=0.89(95%CI 0.79-1.01)

========================

【読んだ後のディスカッション】
・心保護作用と行ってもあまり効果的には大きくない?
・アウトカムが6つ併記されており、どれがプライマリアウトカムか分からず、
 P=0.05のままなので、統計的には微妙かも
・腎保護なども気になる

2017年9月20日水曜日

第37回抄読会予定


【日時】
2017/9/21(木) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
いぶき薬局 中島

【お題】
白衣高血圧はどの程度心血管のリスクを増やすのか?

【読む論文】

【参考】
高齢者高血圧診療ガイドライン2017
高血圧治療ガイドライン2014

2017年8月26日土曜日

第36回まとめ(高齢者のワーファリンのINRによるリスクの違いは?)

【日時】
2017/8/25(金) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
みずき薬局 馬場

【お題】
高齢者でワーファリンのPT-INRのコントロール域によって、血栓症と出血のリスクはどの位異なるのか?(PT-INRが一般的な目標値より低い高齢者が継続して飲んでいたが、大丈夫なのか?)

【読んだ論文】
Circ J. 2013;77(9):2264-70.
プロトコル論文 J Cardiol. 2011 Jan;57(1):95-9.


************************************
P 20歳以上の非弁膜性心房細動の患者
I ワーファリンを使用(INR ≦1.59, 1.6-1.99, 2.0-2.59, 2.6-2.99, ≧3)
C ワーファリンを不使用
O 血栓塞栓イベント(脳梗塞・TIA・全身塞栓症)、入院が必要な大出血
 
<コホート>
コホート:2010年1月~7月に、全国150カ所の各参加機関の外来で募集
     洞調律を1年以上維持しているすべてのタイプのAF患者を連続して登録
     偏りを防ぐために日本全国を10の地域に分けて目標数を設定
     2.5%の発生率を予測し6000人を目標とし、7937人が登録
     ワーファリンの服用量などは各Drが決めている
追跡期間:2年 またはアウトカムが発生するまで
アウトカム:予後、害
<脱落>
421人が僧帽弁狭窄または機械的弁置換術の既往のため除外
<マスキング>
CTもしくはMRIで診断だが、マスキングは記載なし
<交絡因子>
Cox比例ハザードモデルで調整
どの因子を調節しているかは記載なし
※年齢、性別、発作性AF、心不全、糖尿病、高血圧、脳梗塞orTIA、
 CHADS2スコア、抗血小板薬服用、は各群の表に記載あり
 
<Outcome>
Table5

************************************


【読んでからのディスカッション】
・交絡因子はTable1に書いてある内容が調節されていると考えてよいの??
・コントロールが良い人が多い?
・7年前だけど、PT-INRは1.5-2.5にコントロールというのが守られている?
・海外で良く言われるPT-INR<3.0というのも確かにメリットありそう
・70歳以上とそれ未満で分けてサブ解析しているけど、
 高齢者は転倒リスク高いからかPT-INRが高いと出血リスクが増えやすいらしい
・70歳以上は、PT-INR<2.5という目標値も妥当なのかもしれない
・お題のような症例は、もう少しPT-INRを上げて1.5以上の目標値以内をDrに提案しても良いかも

【ロールプレイング】
ワーファリンを継続していて、
交付時に検査値を見せてもらったらPT-INRが1.6未満だった患者さんの応対

2017年8月21日月曜日

第36回抄読会予定

【日時】
2017/8/25(金) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
みずき薬局 馬場

【お題】
高齢者でワーファリンのPT-INRのコントロール域によって、血栓症と出血のリスクはどの位異なるのか?(PT-INRが一般的な目標値より低い高齢者が継続して飲んでいたが、大丈夫なのか?)

【読む論文】
Circ J. 2013;77(9):2264-70.

2017年7月6日木曜日

第35回抄読会予定

【日時】
2017/7/18(木) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
岡本

【お題】
既存治療にSGLT-2阻害薬を追加する処方は有効なのか?

【読む論文】

2017年6月9日金曜日

第34回抄読会予定


【日時】
2017/6/22(木) 19:00~

【場所】
モスバーガー

【担当】
いぶき薬局 中島

【お題】
単純ヘルペス(口唇ヘルペス)における治療として、抗ウイルス薬は内服薬と外用薬に効果の違いはあるのか?

【読む論文】
Cochrane Database Syst Rev. 2015 Aug 7;(8):CD010095.
 

2017年5月11日木曜日

第33回抄読会予定

【日時】
2017/5/18(木) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
ひのき薬局 岡本

【お題】
COPD患者にLAMAを第一選択として使用してステロイドやβ2アゴニストを追加して使用することがあるが、効果の組み合わせが高いものはどれか?

【読む論文】

2017年4月3日月曜日

第32回抄読会予定

【日時】
2016/4/6(木) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
いぶき薬局 中島

【お題】
ADHDにおける新薬が出たので、効果は既存薬と比較してどうなのか?
インチュニブ(グアンファシン)、ストラテラ(アトモキセチン)、コンサータ(メチルフェニデート)

【読む論文】
Neuropsychiatr Dis Treat. 2016 May 5;112:1085-101.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27226715

【勉強してきた方が良いこと】
評価スケールのADHD-RS-IV日本語版がありました。

2017年2月25日土曜日

第31回抄読会予定

【日時】
2016/3/2(木) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
ひのき薬局 岡本

【お題】
腰痛持ちの人に対してNSAIDsが良く使われるが、鎮痛効果・副作用はどの程度なのか?
 (病気にもよると思うが、薬を飲んでいて痛いという人がけっこういる印象なので)

【読む論文】
Cochrane Database Syst Rev. 2016 Feb 10;2:CD012087.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26863524


 


 

2017年1月31日火曜日

第30回抄読会まとめ(ダビガトランの110mgと150mgは効果に差があるの?)

【日時】
2016/1/26(木) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
みずき薬局 馬場

【お題】
ワーファリンからの切り替えで、プラザキサは110mgが良く使われているが、150mgと差はないのか?

 【読む論文】
N Engl J Med. 2009 Sep 17;361(12):1139-51.
**********************************************
P 18歳以上の心房細動の患者で以下の条件に合致する人
  (脳卒中・TIA・全身性塞栓症の既往、駆出率が40%以下、
   NYHA分類2以上の症状のある心不全、75歳以上、
   65歳以上で糖尿病・冠動脈疾患・高血圧既往の人)
I   ダビガトラン110mg、ダビガトラン150mg
C ワーファリン(INR2-3) 
O 脳卒中、全身性塞栓症
 
<割付>
ダビガトラン110、ダビガトラン150、ワーファリン群に1:1:1になるように割付
ハミルトンにあるPHRIのコーディネートセンター内の
音声自動応答システム(IVRS)を介して割付
ベースラインはだいたい同等
<追跡>
ITT解析(フォローアップ99.9%)
治療中止(ダビガトラン110mg、150mg、ワーファリンの順)
 1年 14.5%, 15.5%, 10.2%
 2年 20.7%, 21.2%, 16.6%
<盲検化>
オープンラベル(PROBE法)
ダビガトラン110mg⇔150mgはブラインド
<その他>
症例数 power 84%で15000人、
    プロトコル変更で低いイベント発生率を想定し18000人
ワーファリンの治療域に入っていた期間は64%
非劣性試験 非劣性マージン<1.46
ベーリンガーがスポンサー
 
<Outcome>
脳卒中・全身性塞栓症
 ダビガトラン110mg  182 / 6015 (1.53%/年) 対ワーファリンRR= 0.91 (0.74 - 1.11)
 ダビガトラン150mg  134 / 6076 (1.11%/年) 対ワーファリンRR= 0.66 (0.53 - 0.82)
 ワーファリン     199 / 6022 (1.69%/年)
Major Bleedeing
 ダビガトラン110mg  322 / 6015 (2.71%/年) 対ワーファリンRR= 0.80 (0.69 - 0.93)
 ダビガトラン150mg  375 / 6076 (3.11%/年) 対ワーファリンRR= 0.93 (0.81 - 1.07)
 ワーファリン     397 / 6022 (3.36%/年)
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【読んでからのディスカッション】
・オープンラベルなので、プラセボ効果を考慮した方が良いか?
・ベーリンガーがスポンサーなのは割り引くべきか?
・非劣性試験で優越性を証明するのは問題か?
・ランダム割付なので、添付文書に記載してあるような減量基準は無関係
 150mgだと出血が増えたり、110mgだとアンダーユースになったりするかも?
・アウトカムだけ見ると
 予防効果は、ダビガトラン110mg=ワーファリン<ダビガトラン150mg
 出血イベントは、ダビガトラン110mg<ワーファリン=ダビガトラン150mg
・予防効果のワーファリンに対するNNTは、110mg:625人、150mg:173人
 出血イベントのワーファリンに対するNNHは、110mg:154人、150mg:400人
・ワーファリンと効果が同程度で出血が少ないなら、
 アンダーユースでも110mgが頻用されてるのは、仕方がないか
 
【ロールプレイング】
ワーファリンからダビガトランに処方変更になった人への服薬指導

2017年1月16日月曜日

第30回抄読会予定

【日時】
2016/1/26(木) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
みずき薬局 馬場

【お題】
ワーファリンからの切り替えで、プラザキサは110mgが良く使われているが、150mgと差はないのか?

【読む論文】
N Engl J Med. 2009 Sep 17;361(12):1139-51.
 

2016年12月6日火曜日

第29回抄読会まとめ(PPIはNSAIDs誘発潰瘍の予防になる?)


【日時】
2016/12/2(金) 19:00~

【場所】
コロニーハウス
https://goo.gl/maps/SjJ9c
※やっていない場合は最寄のモスバーガー

【担当】
けやき薬局 中島

【お題】
NSAIDsの胃潰瘍再発抑制として、PPI等が使用されるケースがあるが、本当に効果があるのか?安全性は?
 
【読んだ論文】
Drug Healthc Patient Saf. 2009;1:47-71.

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P 18歳以上でNSAIDsを4週以上使用している関節炎、リウマチなどの患者
I  胃保護薬(ミソプロストール、H2阻害薬、PPI)
C プラセボ
O 臨床的な上部消化管障害(穿孔、閉塞、出血、潰瘍)、または内視鏡的潰瘍の割合
 
<検索>
Cochrane Database Syst Rev. 2002;(4):CD002296. に記載(abstractしか見れない)
検 索:EMBASE, MEDLINE, CENTRAL
    Biosis Previews(R), ADIS LMS Drug Alerts, Pharmaceutical News Index (PNI)
対 象:RCT
言 語:??
期 間:~2002.06
その他:専門家や企業と連絡を取った
<試験の選択>
2名が独立して実施
<データ抽出>
2名が独立して実施
<risk of bias>
2名が独立して実施
Jadad scaleで評価
 
<outcome>
胃潰瘍(6試験)
 PPI    93/744 (12.5%)
 プラセボ 131/486 (27.0%)
 RR 0.39 ( 0.31 to 0.50, I² = 0%)
十二指腸潰瘍(5試験)
 PPI    10/508 (1.96%)
 プラセボ   38/375 (10.1%)
 RR 0.20 ( 0.10 to 0.39, I² = 0%)
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【読んでからのディスカッション】
・普段よく処方のでるNSAIDsの副作用予防のH2阻害薬やPPIは
 ちゃんと効果があったらしい。
・H2阻害薬も高用量(ファモチジン40mgなど)だと予防効果は劣らないみたい。
・PPIのNNTを計算すると胃潰瘍が7人、十二指腸潰瘍が13人なので、
 予防効果としては大きそう
・副作用は、ミソプロストールよりは良いくらいしか分からない
・NSAIDsを連用する場合の、H2阻害薬、PPIは、
 ちゃんと飲んでねと指導するメリットが大きそう
 
【ロールプレイング】
NSAIDsが長期で処方された患者さんにPPIが一緒に出ていた場合の服薬指導